居抜き物件の査定基準は、立地、平米数、路面店建物の仕様と築年数という建物そのものの価値、及び内装の仕様と電気と電話の配線状況によって変わってきます。中古物件として売買される不動産の価値は、売却された時の現状が、販売されるその時にどれほど人気のある仕様か、によります。

居ぬき物件の査定基準もまさにそのままで、事務所、美容室やエステティックサロン、又ダイニングバーや居酒屋というお酒を提供するお店を含めた外食産業等の業種を問わず、床や壁、電気設備だけでなく、トイレや水周りの仕様を含め、消耗された疲労感が建物の外装と内装に出ていないことが重要です。

居住用の戸建やマンションの中古物件と異なり、広さを必ずしも査定基準の大きなウェイトにおいていない点は、店舗の開業時間を含む経営条件と立地、及び業種による影響が反映される集客数のバランスがとれていれば、狭い方が寧ろ店舗経営の本来的な目的に適うことが多々あり、それら条件と集客数のバランスを崩すほど広い面積の店舗は、光熱費等建物そのものの維持費を圧迫し、経営に負担をきたすことを理由にしています。外食産業の居抜き物件の査定基準は水回りの仕様が重要視され、既に設置されている冷蔵庫やコンロのパワーを含めた機械の性能も重要視されます。